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 エリスのそこはしまりの悪くて具合がよいとはいえないが、性質の淫乱で、ふつうのせぬことを快くひきうけ、さらに不思議と子をはらむのも怖れず、ひとの選りごのみもせず、かといって金銭の多くを求めることもない。
 色狂いとひと言で評せば、その通りであるが、それは余りに皮相的に過ぎやしないか。

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 しのびこんだ夜の蔵はうすぐらく、灯にもちこんだ蝋燭の火はたよりない。夏の夜……窓もないような処は熱気が溜まりこみ、呼吸するたび身内を熱せられ、額にじわりと汗はうかび、手のひらは自然としめる。わけもない息苦しさ、期待ともちがう焦れに早足で奥にゆき、壁際に伏せる一人の女の前に立ちつくす。女はひとにあらず、かの女には翅がある。黒い縁取りの翅、黄色と緑との、水滴の垂れたような線をうちに引かれた翅をもつ。かの女は翅を蝶のようにぴたりと閉じて寝ている。その首は鎖につながれ、片端は地面にむすばれる。かの女は逃げることもできなければ飛ぶこともかなわず、ここに閉じこめられていた。

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sadistictorism

使用者:sadistictorism
 
 肥大化した自意識で糖尿病にかかっちまえ!

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